こんにちは、資産運用〜Cozy Asset〜です🌸
「有事の金」という言葉、ニュースでもよく耳にしますよね。
昨年末から金の価格はぐんぐん上がり、2025年12月にはドル建てで史上初の1トロイオンス4,500ドル超えを記録しました。国内の金先物価格(大阪取引所・堂島)も2026年2月には1グラム28,000円近い史上最高値圏に到達するなど、まさに歴史的な高値圏まで駆け上がっていました。
ところが直近の2026年4月末、政府による為替介入があって、円が160円台から155円台まで一気に円高方向へ。これを受けて、円建ての金価格はピークから調整局面に入っています。
そもそも資産運用として持つべきなの?
そんな疑問を持っている方に向けて、今日は「資産運用としての金」を初心者の方にもわかりやすく解説していきます😊
💰 金が「有事の資産」と呼ばれる理由
金は昔から「有事の金」と呼ばれてきました。戦争・テロ・金融危機など、世界が不安定になると価格が上がりやすい資産だからです。
🔹 金の3つの大きな特徴
- 無価値にならない:株や債券と違い、発行体の倒産リスクがありません
- 世界共通の価値:どの国でも、ほぼ同じ価値で取引されます
- インフレに強い:お金の価値が下がるときに、価値が上がりやすい性質があります
株式は会社が倒産すれば紙くずになり、現金もインフレが進めば実質的な価値が目減りします。
でも金は、何千年も前から「価値の保存手段」として人類に選ばれ続けてきた、とても歴史のある資産なんです。
📈 2025〜2026年、なぜ金はこんなに上がったのか
金価格はここ数年、明確な上昇トレンドを描いてきました。
国内の金先物価格(大阪取引所・堂島)で見ると、2025年11月頃は1グラム20,000円前後だったものが、2026年2月初旬には28,000円近くまで急騰。わずか3ヶ月で約40%もの上昇です。
🔹 上昇を後押しした主な要因
- 世界的なインフレ:お金の価値が下がる中で、金の魅力が再評価されました
- 地政学リスク:中東情勢の緊迫化、ホルムズ海峡を巡る緊張など
- 各国中央銀行の金購入:ドル離れの動きの中で、金を準備資産として買い増す国が増加
- 円安の進行:ドル建て金価格の上昇に円安が重なり、円建てではダブルで上昇
- 米国の財政懸念:米政府の債務残高が38兆ドルを突破し、ドルへの信認低下が意識されました
つまり、世界経済の不安定さと円の弱さが重なって、日本で買う金は「ダブルで値上がり」する局面が続いていたわけです。
💱 為替介入で何が変わった?
2026年4月30日、日本政府はおよそ2年ぶりとなるドル売り円買いの為替介入を実施しました。
その日の夕方、ドル円は一時1ドル160.72円まで円安が進んでいましたが、介入をきっかけに数時間で155円台まで急騰。
わずか5時間程度で5円もの円高となる、かなり大きな動きでした。
🔹 為替介入が金価格に与えた影響
- 円高方向への動き→ 円建ての金価格には下落圧力
- 国内金先物価格(堂島・限日)の動き:2月の高値約28,000円から3月下旬には一時22,000円割れまで急落
- 直近(2026年5月初旬):24,000円台で推移しつつ、ボラティリティ(値動き)は高い状態が継続
- ドル建てとの違い:ドル建てはホルムズ海峡情勢を受けて乱高下、円建ては為替の影響で別の動き
同じ「金」でも、ドル建てと円建てで動きが違うのが面白いところ。
日本人投資家として金を見るときは、ドル建ての金価格 × ドル円相場の両方をチェックする必要があります。
🔮 これから金はどうなる?専門機関の見方
大手金融機関の予想を見ると、長期的にはまだまだ強気の見方が多くなっています。
🔹 主要機関の金価格予想
- バンク・オブ・アメリカ:ドル建てで5,000〜6,000ドル/オンスの可能性
- SBI証券:2030年末にドル建て8,725ドル/オンス、円建て5万5,000円/グラムの試算
- その他リサーチ:中東情勢長期化なら円建てで3万〜3万5,000円/グラムも視野
🔹 上昇シナリオが続く理由
専門家が強気な見方をしている根拠は、いくつかの構造的な要因があるからです。
- 米国の財政赤字拡大とドル長期的な信認低下
- 中央銀行の金購入が引き続き高水準
- 金の埋蔵量に限りがある(掘りやすい場所が減少)
- BRICS諸国による金裏付けの新通貨「Unit」構想など、金の役割拡大
🔹 注意したい下落リスク
- 2026年3月の急落:2月のピーク約28,000円から3月下旬には22,000円割れまで、約20%超の下落を記録
- 中東情勢の沈静化:ホルムズ海峡の緊張が和らげば、安全資産需要が後退
- 円高への揺り戻し:今後の追加介入や日銀の利上げで円高が進めば、円建ては下落
- 新興国の需要減:価格が高すぎて中国・インドの宝飾品需要が冷え込む可能性
つまり、長期的には強気でも短期的には乱高下しやすい局面なので、買うタイミングは慎重に考えたいところです。
🎯 資産運用として金を持つべき?3つの考え方
🔹 ① ポートフォリオの一部として持つのが基本
「全財産を金で」というのは現実的ではありません。
金は株式・債券と異なる値動きをする特徴があるので、資産を分散する目的でポートフォリオに組み込むのが基本的な考え方です。
📊 一般的な目安
資産全体の5〜10%程度を金で持つというのが、よく言われる目安です。
リスク回避を重視する方は10〜15%まで増やすケースもあります。
🔹 ② 一括投資より「積立」がおすすめ
今のように高値圏で値動きが荒い局面では、まとまった金額を一気に買うのは少しリスクが高めです。
そんなときに役立つのが、毎月コツコツ買っていく純金積立という方法です。
毎月決まった金額で買うことで、価格が高いときは少なく、安いときは多く買える「ドルコスト平均法」の効果が働きます。
🔹 ③ 金の購入方法はいくつかある
- 純金積立:毎月1,000円〜などで少額からスタート可能
- 金ETF:証券口座で株のように売買できる、NISA成長投資枠の対象銘柄もあり
- 金地金(現物):実物を手元に置けるが、保管リスクや手数料に注意
- 金貨:現物だが、地金より割高なことが多い
初心者の方には、NISA口座での金ETFか少額からの純金積立が始めやすいかなと思います。
⚠️ 金投資で気をつけたいポイント
- 配当も利息もない:株のような配当金、債券のような利息は得られません
- 為替リスクが大きい:円建て価格はドル円相場の影響をかなり受けます
- 短期売買には不向き:値動きが大きく、手数料も意外とかかります
- 高値圏での一括購入は要注意:今は歴史的な高値圏。慎重な判断が必要です
- 税金の扱いに注意:売却益は譲渡所得などで課税されます(保有期間で扱いが変わります)
🌸 おわりに
金は「攻めの資産」というより、「守りの資産」として活用するのがポイントです😊
世界が不安定な今、ポートフォリオの一部に金を組み込んでおくのは、資産防衛の観点からとても合理的な選択だと思います。
ただし、3月下旬には先物価格で20%超の急落も経験している通り、短期の値動きはとても荒くなっています。一括購入よりも少額からの積立で時間分散しながら買い増していくのがおすすめですね。
「卵をひとつのカゴに盛るな」
昔から伝わる投資の格言です。株式・債券・現金・そして金。それぞれ違う性格の資産をバランスよく持つことが、長く資産を育てるコツです🌷
次回も投資初心者の方に役立つ情報をお届けしますね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました✨
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