2026年9月26日、雨・良馬場の阪神ダート2000mで行われたシリウスステークスを振り返る。事前予想では有力馬6頭を取り上げ、6番ギュルヴィを本命、10番サイモンザナドゥを対抗とした。結果は△11番ヴァルツァーシャルが1着、無印9番ルシュヴァルドールが2着、無印12番マイノワールが3着。本命馬は5着に敗れ、最終印から外した機械評価上位2頭が馬券圏内に入った。
結果総括 ― △ヴァルツァーシャルが差し切り、機械上位2頭も好走
5番人気の△11番ヴァルツァーシャルが中団から進出し、直線で差し切って勝利した。13番人気の無印9番ルシュヴァルドールが好位から2着、7番人気の無印12番マイノワールが後方から追い込んで3着。雨でもダートは良馬場のままで、重馬場を前提に引き上げた馬が伸び切れず、最終印から外した機械評価2位と3位が上位へ入った。
レース展開
4番ダイシンピスケスが先手を取り、◎6番ギュルヴィと9番ルシュヴァルドールが前を追う形となった。直線ではギュルヴィが一度先頭に立ったが、早めに動いた分だけ最後の伸びを欠いた。中団で脚をためた11番ヴァルツァーシャルが外から差し切り、好位で粘った9番ルシュヴァルドールが2着。後方から末脚を伸ばした12番マイノワールが3着に届いた。前だけでは決まらず、好位勢と差し馬の持続力が問われる流れだった。
ピックアップ6頭の振り返り
◎ 6番 ギュルヴィ → 5着
2番人気・4.5倍 / 牡4・57kg / 武豊 / 父Nyquist / 先行
好位から一度先頭に立ったが5着。勝ちに動いた分、最後の粘りを欠いた。
前を射程に入れる位置で運び、直線では一度先頭に立った。しかし、後ろから来た馬に差され、馬券圏内を守れなかった。先行力と持続力を評価した方向は走りに表れたが、57kgで重賞を勝ち切る根拠は不足していた。稍重実績を重視した一方、実際は良馬場で決め手も必要となった。
○ 10番 サイモンザナドゥ → 10着
3番人気・7.1倍 / 牡6・56kg / 川田将雅 / 父アジアエクスプレス / 中団
中団より後ろから10着。直線で伸び切れず、前年好走の再現とはならなかった。
中団より後ろで脚をためたが、直線で上位争いへ加われなかった。前年の同レース好走と道悪実績を評価して対抗へ引き上げたものの、良馬場の今回は持ち味を十分に生かせなかった。過去のコース実績だけで、現在の状態と今回の流れを補えると見た判断は強すぎた。
▲ 13番 ラムジェット → 7着
1番人気・3.6倍 / 牡5・59kg / 三浦皇成 / 父マジェスティックウォリアー / 後方
中団前寄りから7着。59kgを背負い、直線で決め手を発揮できなかった。
後方一辺倒ではなく中団前寄りで運んだが、直線では上位馬ほど伸びなかった。地力とG1実績を評価した一方、トップハンデ59kgの負荷が大きかった。人気と実績に比べて今回の条件で勝ち切る余地が小さく、相手評価にとどめた判断自体は妥当だった。
△ 11番 ヴァルツァーシャル → 1着
5番人気・14.7倍 / 牡7・58.5kg / 斎藤新 / 父マクフィ / 中団
中団から差し切って1着。重い斤量をこなし、末脚評価が機能した。
中団で流れに乗り、勝負どころから前との差を詰めると、直線でしっかり伸びて差し切った。58.5kgを警戒して相手までとしたが、近走の重賞で見せていた末脚と地力を正しく評価できていた。印に残した点は良かったものの、買い目の相手へ採用できず、勝ち馬評価を的中へつなげられなかった。
△ 8番 ダブルジョーク → 13着
8番人気・17.0倍 / 牡6・55kg / 池添謙一 / 父Practical Joke / 中団
後方から13着。軽ハンデを生かせず、重賞の流れに対応できなかった。
後方で脚をためたが、直線でも目立つ伸びは見られなかった。55kgと近走の末脚を評価したものの、昇級初戦の重賞で求められる持続力には届かなかった。展開の助けを必要とする馬を、雨による馬場悪化だけで引き上げすぎた。
△ 15番 カズタンジャー → 12着
11番人気・24.0倍 / 牡5・58kg / 西村淳也 / 父ドレフォン / 中団
後方から12着。外枠と58kgの条件を跳ね返せなかった。
後方で運び、直線に懸けたが上位争いへ加われなかった。長い距離への適性と末脚を評価したものの、外枠から位置を取れず、58kgも負担となった。良馬場で前との差を詰める決め手が必要な展開では、評価を下げるべきだった。
最終印から外した機械上位馬の結果
9番 ルシュヴァルドール → 2着
機械評価3位。好位からしぶとく伸び、13番人気で2着に入った。近走の大敗と距離経験を理由に無印としたが、先行力と重賞好走歴を残すべきだった。
12番 マイノワール → 3着
機械評価2位。後方から末脚を伸ばし、7番人気で3着。昇級初戦と展開待ちを警戒して最終印から外したが、55kgと近走の決め手を過小評価した。
まとめ
最終△11番ヴァルツァーシャルが勝利し、重賞実績と末脚を評価した点は機能した。ただし、◎6番ギュルヴィは5着、○10番サイモンザナドゥは10着、▲13番ラムジェットは7着。上位印3頭は馬券圏内へ届かなかった。
最大の反省は、雨予報から重馬場まで悪化する前提を強く置き、良馬場のまま行われる場合の順位を十分に残さなかったことである。さらに、機械評価2位の12番と3位の9番を最終印から外し、代わりに引き上げた10番、13番、15番がすべて着外となった。今後は馬場悪化を予測して印を入れ替える場合も、公式発表が良馬場の段階では良馬場用の評価を並行して確認し、機械上位馬を外す根拠と引き上げ馬の勝ち切る根拠を一頭ずつ比較したい。
次走注目
11番ヴァルツァーシャル――58.5kgを背負いながら中団から差し切った。重賞でも通用する持続力を改めて示しており、同様に流れへ乗れる条件なら引き続き注目できる。
9番ルシュヴァルドール――13番人気ながら好位から2着に粘った。先行力を生かせる距離と流れなら、次走も人気以上の走りに注意したい。
12番マイノワール――昇級初戦で後方から3着まで追い込んだ。55kgの恩恵はあったが、上のクラスでも通用する末脚を示した。
※ 本記事はオッズ・人気・JRA確定結果(2026年9月26日確認)をもとにしたレース回顧です。
※ 本記事は筆者個人の見解であり、馬券購入を推奨するものではありません。最終的な投票は自己責任でお願いいたします。

コメント