2026年7月4日(土)函館11R TVh杯は、3歳以上3勝クラス・函館芝1200mの別定戦。16頭立てで、1番人気は逃げ切り連勝中のアンジュプロミス(単4.2倍)。続いてクラス実績最上位のサウスバンク(単5.4倍)が2番人気、以下シカゴスティング(単7.2倍)、本命に推すマーブルパレス(単7.6倍)までが単勝一桁台に並ぶ。函館芝1200mは内・前有利のバイアスが明確で、テンの速さと隊列の取り方が勝負どころになる。本記事はこのレースで注目したい6頭をピックアップする事前予想。過去のコース実績・近走・斤量・展開を軸に、印の根拠を整理した。
レース自信度:★★★☆☆(標準型・軸は絶対的でなく相手は人気薄まで広げる一戦)
本命◎マーブルパレスはスコア評価1位(66.7)。前走の函館芝1200mを1番人気で快勝し、オープン特別(L)の経験もある素質最上位の一頭だ。別定戦で古馬牝馬が56kgを背負うなか、3歳牝馬の同馬は53kgと3kg軽く、斤量の恩恵は大きい。父アドマイヤマーズは短距離向きで、函館の軽い芝は3歳上がり馬に向く舞台。ただし今回が3勝クラスへの昇級初戦で、相手強化にどこまで対応できるかは未知の部分が残る。相手筆頭の〇サウスバンクはクラス実績最上位ながら勝ちきれない善戦続き、▲アンジュプロミスは連勝の勢いはあるが重賞で大敗しクラスの壁が課題。軸が絶対的とは言い切れないため、自信度は標準型に据え、相手は人気薄まで広げて妙味を取りに行く一戦とした。
展開想定
逃げ・先行タイプが多い組み合わせで、前半から隊列は密集する見込み。単騎逃げを狙う〇⑤サウスバンクと、逃げ切り連勝中の▲⑦アンジュプロミスがともに先手を主張する形になれば、両者の先行争いでペースは緩みにくい。ここに◎⑧マーブルパレスや①④⑫⑨といった先行勢が加わり、前がにぎやかになる公算だ。
ポイントは前半がどこまで締まるか。〇⑤・▲⑦の先手争いで流れが速まれば、函館芝1200m巧者で中団に控える△⑪エヴァンスウィート、上がり上位の差しが武器の△⑬ポエットリー、後方から一発を秘める△⑭ルーフといった差し勢が浮上する目が出てくる。一方、前が楽に運べればスコア上位の先行勢がそのまま粘り込む形。軸の◎はスローなら好位抜け出し、流れれば差し込みと立ち回りに幅がある点を重く見て、前・内有利のバイアスを踏まえつつ相手を前後に広げる構成とした。
注目の6頭
◎ 8番 マーブルパレス
4番人気・単7.6倍 / 牝3 / 鞍上:斎藤新 / 斤量53kg / 主脚質:先行
スコア評価1位(66.7)=素質最上位 / 前走の函館芝1200を1番人気で快勝=当該コース実績 / 古馬相手に3歳53kgの斤量恩恵大
本命は素質最上位のマーブルパレス。前走の函館芝1200m(2勝クラス・日刊スポーツ賞)を1番人気に応えて快勝し、2走前にはマーガレットS(L)で5着と、オープン特別(L)でも通用する下地を示してきた。まだキャリアの浅い3歳牝馬ながら、世代限定の重賞戦線で揉まれた経験値は今回のメンバーでも上位。スコア評価も66.7で全体の1位に立つ。
最大の強みは斤量と適性にある。別定戦で古馬牝馬が56kgを背負うなか、3歳牝馬の同馬は53kgと3kg軽く、斤量の恩恵は大きい。父アドマイヤマーズは短距離に高い適性を持つ種牡馬で、函館の軽い芝1200mは3歳上がり馬に向く舞台だ。鞍上の斎藤新騎手は人気薄でも好配当を演出する穴傾向のデータを持ち、前に行ける脚質は内・前有利のコース形状ともよく噛み合う。
懸念は3勝クラスへの昇級初戦である点。相手が一気に強化されるため、前に行ってどこまで脚が続くかは未知の部分が残る。ただ、スローに落ち着けば好位から抜け出す形、流れれば差し込む形と、立ち回りに幅があるのは心強い。素質・斤量・コース適性の三拍子を評価し、本命に推す。
〇 5番 サウスバンク
2番人気・単5.4倍 / 牝4 / 鞍上:丹内祐次 / 斤量56kg / 主脚質:逃げ
クラス実績はメンバー最上位 / 3勝クラスで朱雀S2着・淀屋橋H3着・醍醐S2着の堅実連対 / 単騎逃げに持ち込めれば展開利
対抗はクラス実績最上位のサウスバンク。3勝クラスで朱雀S2着・淀屋橋H3着・醍醐S2着と、相手が揃った条件戦でも崩れず馬券圏を確保してきた堅実派だ。前走朱雀Sの2着をはじめ連対を続けており、このクラスでの信頼度は今回のメンバーで随一。連対軸として最も計算が立つ一頭である。
脚質は逃げ〜先行で、単騎の逃げに持ち込めれば展開利は大きい。鞍上の丹内祐次騎手は複勝率30.8%と安定した数字を残しており、スコア評価でも展開評価はメンバー最上位クラス。内・前有利のコースで先手を取れる立場は強調材料だ。
ただし、勝ちきれずに善戦を続けている点は割り引く必要がある。連対は多いが勝ち星に届かないタイプで、決め手の一枚が足りない場面はある。加えて、同じく前に行きたい▲アンジュプロミスとの先手争いになれば、ペースが上がって自身の粘りどころが削られる懸念も残る。それでもクラス実績と展開利を重く見て、対抗に据える。
▲ 7番 アンジュプロミス
1番人気・単4.2倍 / 牝3 / 鞍上:古川奈穂 / 斤量53kg / 主脚質:先行
逃げ切り連勝中の勢い+3歳53kgの軽ハンデ / 前走STV杯を勝利=近走好調 / 葵S(G3)12着でクラスの壁は割引
単穴は勢いに乗るアンジュプロミス。前走STV杯(2勝クラス)を勝ち、3走前のあざみ賞(1勝クラス)も制するなど連勝で駆け上がってきた3歳牝馬だ。逃げ切る競馬で結果を出しており、先行力は確か。3歳牝馬で斤量53kgと軽く、1番人気に支持される近走の充実ぶりは疑いない。
スコア評価も61.5でメンバー2位。人気評価はメンバー最上位で、市場の支持もこの勢いを裏づけている。◎マーブルパレスと同じく函館の軽い芝が向く3歳上がり馬で、スローに落ち着けば好位抜け出しの形まで描ける。
一方で、重賞の葵S(G3)では12着と大敗しており、相手が強化される今回でクラスの壁を越えられるかは課題として残る。また、逃げ・先行タイプが密集する組み合わせでは、〇サウスバンクとの先手争いも避けられない。近走の勢いと軽斤量は魅力だが、クラスの壁とペースの懸念を踏まえ、評価は単穴にとどめる。
△ 11番 エヴァンスウィート
6番人気・単13.3倍 / 牝5 / 鞍上:吉田隼人 / 斤量56kg / 主脚質:中団
函館芝1200mの巧者(HTB杯2着・STV杯3着・苫小牧特別勝ち) / 中団から前崩れ待ちの差し / 父スワーヴリチャードの好相性
連下の一頭目は函館芝1200m巧者のエヴァンスウィート。このコースでHTB杯2着・STV杯3着・苫小牧特別勝ちと、舞台適性は実績で裏づけられている。中団から運んで前が崩れるのを待つ差しタイプで、〇・▲の先行争いでペースが上がれば出番が生まれる立場だ。
前走UHB賞(3勝クラス)は4着ながら勝ち馬と0.3秒差と大きくは負けておらず、クラスでも通用する地力を示している。父スワーヴリチャードは複勝率42.1%と当該条件で好相性を残す種牡馬。前が忙しくなる今回の想定は、この馬の末脚が生きる展開になりうる。課題は別定で56kgを背負う斤量面だが、コース適性を重く見て連下に取る。
△ 13番 ポエットリー
7番人気・単14.5倍 / 牝5 / 鞍上:鮫島克駿 / 斤量56kg / 主脚質:中団
3勝クラスで下関S3着・TVhH3着と善戦 / 上がり上位の差し脚 / 鞍上鮫島+父ダイワメジャーの好相性
連下の二頭目は差し脚が光るポエットリー。3勝クラスで下関S3着・TVhH3着と善戦の実績があり、このクラスでも上位に食い込む地力を持つ。上がり上位の脚を使えるタイプで、前が止まる流れになれば直線で差を詰めてくる。
鞍上の鮫島克駿騎手は複勝率37.7%と安定した数字を残し、父ダイワメジャーも複勝率30.0%と好相性。近2走は着順を落としているが、前崩れの展開なら巻き返しの余地は十分にある。中団から末脚を伸ばす形が今回の想定と噛み合う一頭として、連下に押さえる。
△ 14番 ルーフ
8番人気・単16.6倍 / 牝6 / 鞍上:佐々木大輔 / 斤量56kg / 主脚質:後方
3勝クラスで2着2回・3着1回のクラス最上位級 / 函館芝1200m巧者=前崩れなら本命級の差し / 上がり上位の末脚
連下の三頭目は前崩れなら本命級の差し馬ルーフ。3勝クラスで2着2回・3着1回とクラス最上位級の善戦を続けており、地力は相手に見劣りしない。函館芝1200mの巧者でもあり、展開が向けば一気に台頭できる末脚を持つ。
前走UHB賞(3勝クラス)は5着ながら勝ち馬と0.3秒差・上がり3位と、詰めの脚は確かだ。後方からの競馬になるぶん展開待ちの色合いは濃いが、〇・▲の先手争いで前半が締まり、直線で前が止まる流れになれば、この末脚が生きてくる。鞍上の佐々木大輔騎手は複勝率33.3%と安定し、父ダイワメジャーの好相性も後押しする。配当妙味のある差しの一発として、連下の最後に押さえたい。
まとめ
本命は素質最上位で、前走の函館芝1200を1番人気で快勝した◎8マーブルパレス(単7.6倍)。別定戦で古馬相手に3歳牝馬53kgの斤量恩恵と、短距離向きの父アドマイヤマーズ、函館の軽い芝が3歳上がり馬に向く点を重く見た。相手筆頭はクラス実績最上位で堅実に連対を続ける〇5サウスバンク(単5.4倍)、単穴は逃げ切り連勝中の勢いと軽斤量が魅力の▲7アンジュプロミス(単4.2倍)。連下は函館芝1200m巧者の△11エヴァンスウィート(単13.3倍)、上がり上位の差しが武器の△13ポエットリー(単14.5倍)、前崩れなら本命級の差し△14ルーフ(単16.6倍)の3頭を押さえる。
軸の◎は昇級初戦、相手筆頭の〇は勝ちきれず、単穴の▲はクラスの壁と、軸が絶対的とは言い切れない一戦のため、自信度は標準型とした。展開は〇⑤・▲⑦の先手争いでペースが上がれば、中団〜後方に控える差し勢(⑪⑬⑭)が浮上する目を残す。前が楽なら先行勢の粘り込み、締まれば差し勢の台頭と、隊列の流れ次第で狙いどころが変わる構成と見る。内・前有利のバイアスを軸に据えつつ、相手は差し勢まで前後に広げた一戦だ。
💰 買い目はnoteで公開
具体的な買い目(推奨馬券・配分・狙い)はnoteで公開している。確定オッズを反映した最終的な券種・買い方の根拠までまとめてある。
最終オッズ確定後に印の細部のみ見直す予定。結果が出たら事後検証記事を書く予定。
※ 本記事のオッズ・人気は 2026/7/4 時点の JRA-VAN 値より。
※ 本記事は筆者の分析による見解であり、馬券購入を推奨するものではありません。最終的な投票は自己責任でお願いします。

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