2026年8月30日、新潟競馬場の芝2000m外回りで行われた第62回農林水産省賞典新潟記念を振り返る。事前予想では有力馬6頭を取り上げ、8番ダノンシーマを本命、10番バレエマスターを対抗とした。結果は▲5番ゾロアストロが1着、△3番ロデオドライブが2着、◎8番ダノンシーマが3着。印を付けた3頭がアタマ、アタマの大接戦で上位を独占した。
結果総括 ― ▲ゾロアストロが最速の末脚で重賞連勝
2番人気の▲5番ゾロアストロが中団からメンバー最速の末脚を繰り出し、接戦を制した。3番人気の△3番ロデオドライブが2着、1番人気の◎8番ダノンシーマが3着。3頭はほとんど差のないままゴールし、3歳馬2頭の勢いと本命馬の安定感が表れた決着となった。
レース展開
2番サヴォーナが先手を取り、前半は落ち着いた流れとなった。△3番ロデオドライブと◎8番ダノンシーマは好位で並ぶように運び、▲5番ゾロアストロはその直後で脚をためた。直線ではロデオドライブとダノンシーマが先頭争いへ加わり、外からゾロアストロが鋭く伸びる。最後は3頭が横一線となり、わずかにゾロアストロが前へ出て接戦を制した。
ピックアップ6頭の振り返り
◎ 8番 ダノンシーマ → 3着
1番人気 / 牡4・57kg / 川田将雅 / 父キタサンブラック
好位から伸びて3着。勝ち馬とはわずかな差だった。
道中は好位で流れに乗り、直線ではロデオドライブと並んで力強く伸びた。外から来たゾロアストロを含む激しい競り合いとなり、わずかな差で3着。勝ち切れなかったものの、長い直線で末脚を生かすという見立てどおりの走りで、本命として馬券圏内を確保した。
○ 10番 バレエマスター → 10着
9番人気 / 牡7・57kg / 菊沢一樹 / 父スピルバーグ
後方から伸び切れず10着。得意舞台を結果へつなげられなかった。
道中は後方で脚をため、直線勝負に懸けた。しかし上位勢が好位から速い末脚を使う中で、前との差を詰め切れず10着。同舞台での重賞好走を評価して対抗としたが、今回は展開と位置取りがかみ合わなかった。
▲ 5番 ゾロアストロ → 1着
2番人気 / 牡3・55kg / 岩田望来 / 父モーリス
中団から最速の末脚で優勝。3歳馬の勢いを示した。
中団で折り合い、直線へ向くまで脚を温存した。追い出されると外から鋭く伸び、先に抜け出した2頭をゴール前でわずかに差し切った。先行型と見て評価を一段下げたが、実際には好位の後ろで脚をため、長い直線で決め手を発揮。重賞実績と55kgを評価して単穴に残した判断は正しかった。
△ 3番 ロデオドライブ → 2着
3番人気 / 牡3・57kg / ルメール / 父サートゥルナーリア
好位から抜け出して2着。初距離でも地力を示した。
好位で流れに乗り、直線ではダノンシーマと並んで先頭争いへ加わった。最後までしぶとく伸び、勝ち馬とはわずかな差の2着。初めての芝2000mと3歳馬の57kgを慎重に見たが、GⅠ馬の能力と立ち回りの巧さで十分に対応した。
△ 6番 チェルヴィニア → 8着
6番人気 / 牝5・56kg / 津村明秀 / 父ハービンジャー
中団から伸び切れず8着。上位争いへ加われなかった。
ゾロアストロに近い中団で運び、直線での伸びに期待したが、上位3頭ほどの切れ味を発揮できなかった。大きく崩れてはいないものの、GⅠ実績と調教内容を評価した押さえ判断は結果につながらなかった。
△ 11番 ステレンボッシュ → 11着
5番人気 / 牝5・56kg / 戸崎圭太 / 父エピファネイア
後方から伸びを欠いて11着。直線で差を詰められなかった。
後方で脚をためたが、直線へ向いても反応はひと息で、上位争いから離された。外枠から末脚を生かす形を期待して印を残したものの、今回は本来の決め手を発揮できなかった。
まとめ ― 3歳馬2頭と◎が横一線、印3頭で上位独占
▲5番ゾロアストロが最速の末脚で優勝し、△3番ロデオドライブが2着、◎8番ダノンシーマが3着。3頭はアタマ、アタマの大接戦となり、最終印の3頭で上位を独占した。本命ダノンシーマは勝ち切れなかったが、好位からしっかり脚を伸ばして馬券圏内を確保し、軸としては機能した。
勝敗を分けたのは、落ち着いた流れの中で好位から速い末脚を使えたかどうかだった。ゾロアストロは機械評価1位の能力に加え、55kgを生かして最後のひと伸びを見せた。ロデオドライブも初距離を克服しており、3歳世代の地力を改めて示す結果となった。
次走注目
5番ゾロアストロ――中団からメンバー最速の末脚で接戦を制した。55kgの恩恵はあったが、古馬相手の重賞でも決め手が通用することを示している。
3番ロデオドライブ――初めての芝2000mでも好位から最後までしぶとく伸びた。距離への対応力を示し、今後の選択肢を広げる内容だった。
8番ダノンシーマ――勝ち馬とほとんど差のない3着。長い直線で安定して末脚を使っており、今後も芝2000m前後では有力候補となる。
※ 本記事はオッズ・人気・JRA-VAN確定結果(2026年8月30日取得)をもとにしたレース回顧です。
※ 本記事は筆者個人の見解であり、馬券購入を推奨するものではありません。最終的な投票は自己責任でお願いいたします。
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