2026年10月24日 東京11R アルテミスS予想|長い直線で問われる末脚と完成度

JRA土曜予想

2026年10月24日 東京11R アルテミスS予想|長い直線で問われる末脚と完成度

10月24日(土)の東京11Rは第15回アルテミスS。2歳牝馬13頭が芝1600mのAコースで争います。1番人気は⑥リスグロワールで3.4倍、⑨プルヴィナルが4.1倍、⑤シティオブドリームが4.9倍で続きます。キャリア1戦の馬が多いなか、マイルを2度経験した②マリアンデール、オープンで好走した⑤、初戦の内容が光る④ピコベリーなど、経験と素質の比較が重要な一戦です。長い直線での末脚、道中の追走力、折り合いを中心に有力馬6頭を分析します。

自信度:★★★☆☆(標準型)

機械評価は②が70.2で首位、④が68.4、⑨が67.5、⑫が66.8、⑥が66.6と上位が3.6点内に密集しています。②は経験と差し脚で一歩リードしますが、重賞でまだ能力関係が固まっていない2歳牝馬戦です。上位人気馬にもキャリア1戦の不確実性があり、軸を決めたうえで相手の実績と完成度を丁寧に比較する標準型と判断しました。

コース解説

東京芝1600mは向正面右奥からスタートし、最初の3コーナーまで約542mあります。序盤に十分な直線があるため枠順の有利不利は大きくなく、各馬が折り合いをつけながら位置を取ります。3~4コーナーは下り、直線へ入ると高低差2.1mの上り坂。その先もゴールまで脚を使う必要があります。

直線は525.9mと長く、一瞬の反応だけでなく末脚の持続力が問われます。2歳重賞の水準は前半36秒0、中盤24秒8、上がり34秒6。経験の浅い馬同士では道中が落ち着きやすい一方、直線の坂から最後まで加速を保てるかが勝敗を分けます。新馬戦で楽に前へ行けた馬が、重賞の追走で同じ余力を残せるとは限りません。

枠順はほぼフラットですが、多頭数の8枠はわずかに割引。今回は枠だけで評価を動かさず、マイル経験、実戦の上がり、序盤の行き脚を重視しました。父モーリス産駒の④と⑨は条件データで高評価。②は血統評価よりも、マイルで二度脚を使った経験と調教内容を優先します。

展開想定

明確な逃げ専業馬は不在ですが、⑤シティオブドリーム、⑥リスグロワール、⑨プルヴィナル、⑩ジーティーキャリーなど先行可能な馬が複数います。キャリアの浅い馬が揃うため、序盤から無理に競り合うよりも好位を確保して折り合いを優先する形が本線。それでも前へ行きたい馬が重なれば、新馬戦より速い追走を求められます。

⑩は前走の前半が速くなくても先頭を取った経験があり、内の⑤や⑥も好位を譲らない構え。平均程度まで流れれば、中団で運ぶ②と④が脚をためやすくなります。直線入口で先行勢を射程圏へ入れ、坂を上りながらもう一段加速できる馬を重視しました。

極端なスローなら⑤、⑥、⑨の位置取りが生きます。反対に各馬が早めに動けば、②と④の末脚が浮上します。最後方からの一気ではなく、中団までに収まり、前を見ながら運べる差し馬が理想です。②はマイルを2度経験している点、④は初戦で上がり最速を使った点を評価しました。

枠順・騎手・オッズ一覧

2026年10月24日 東京11R|第15回アルテミスS G3|芝1600m(A)|13頭|15:45発走

印 枠 馬番 馬名・父 性齢 騎手 斤量 人気 単勝
- 1 1 タプティ父 ダノンスマッシュ 牝2 小沢大仁 55 10 31.1
◎ 2 2 マリアンデール父 シルバーステート 牝2 替横山武史 55 6 14.9
- 3 3 ファミーリエ父 キズナ 牝2 吉村誠之 55 8 18.0
〇 4 4 ピコベリー父 モーリス 牝2 津村明秀 55 4 9.1
▲ 4 5 シティオブドリーム父 コントレイル 牝2 横山典弘 55 3 4.9
△ 5 6 リスグロワール父 サートゥルナーリア 牝2 替坂井瑠星 55 1 3.4
- 5 7 ホウオウプレマ父 キタサンブラック 牝2 池添謙一 55 5 11.4
- 6 8 ベストプラージュ父 ビーチパトロール 牝2 山本政聡 55 13 186.4
△ 6 9 プルヴィナル父 モーリス 牝2 ルメール 55 2 4.1
- 7 10 ジーティーキャリー父 ブリックスアンドモルタル 牝2 西村淳也 55 7 15.2
- 7 11 カナデルペガサス父 ステルヴィオ 牝2 今村聖奈 55 12 37.9
△ 8 12 サトノスプレマシー父 シルバーステート 牝2 田辺裕信 55 11 33.1
- 8 13 ローズサルーテ父 ロジャーバローズ 牝2 小林美駒 55 9 21.9

2歳重賞で重視した3つの条件

第一は、東京の長い直線へつながる末脚です。②はデビュー戦で上がり最速、前走も上がり2位。④は初戦を上がり最速で勝ちました。⑤も野路菊Sで上がり最速を記録しており、単なる先行力だけでなく、直線で反応できる裏付けがあります。

第二は、マイルの追走経験です。②は1600mを2戦し、前走を1分34秒3で勝利。⑫も同距離の未勝利戦を1分34秒1で勝っています。キャリア1戦の素質馬が人気を集めるなか、流れの変化に対応した経験は重賞で大きな材料です。

第三は調教です。②は坂路53秒0、ラスト12秒0で動きに鋭さがあります。⑨はウッド50秒9、終い11秒1、⑪は坂路52秒8で終い11秒3と目立つ内容。実績だけでなく、初めての重賞へ向けて負荷と反応を両立できているかを確認しました。

注目の6頭

◎ 2番 マリアンデール
6番人気・14.9倍/牝2/横山武史騎手/55kg/父 シルバーステート/中団
総合スコア70.2(機械1位)・戦歴S・展開S・枠S・調教A

デビュー戦はマイルで3着ながら上がり最速。前走も同距離の未勝利戦を1分34秒3で勝ち、上がり2位を記録しました。キャリア1戦馬が多い組み合わせで、マイルを二度経験し、異なる流れで末脚を使えたことは大きな強みです。

坂路53秒0、ラスト12秒0、終い11秒5と調教も良好。横山武史騎手の入力データは複勝率33.7%で安定しています。父シルバーステートの条件評価は強調できませんが、それを補う戦歴、展開、枠、状態が揃いました。中団で前を射程に入れられれば、直線で勝ち切る形を描けます。

○ 4番 ピコベリー
4番人気・9.1倍/牝2/津村明秀騎手/55kg/父 モーリス/中団
総合スコア68.4(機械2位)・展開S・騎手S・種牡馬S・初戦上がり最速

初戦は1800mを中団から運び、上がり最速で0.3秒差の勝利。距離短縮でも、前半35秒8の流れを経験しているため追走で大きく戸惑う可能性は低いと見ます。直線でしっかり差を広げた内容は、東京の持続力勝負へつながります。

津村騎手は入力データで複勝率32.7%、父モーリスは条件複勝率36.0%と好相性。調教評価はCでも終い11秒0の反応は軽視できません。初めてのマイルと重賞が課題ですが、②と同じ中団型で、前が動く流れなら一緒に伸びる相手本線です。

▲ 5番 シティオブドリーム
3番人気・4.9倍/牝2/横山典弘騎手/55kg/父 コントレイル/先行
総合スコア52.2(機械12位)・戦歴S・野路菊S2着・前走上がり最速

機械順位は低いものの、新馬勝ちに続いて野路菊Sで2着。前走は6頭立てでもオープンの流れを経験し、上がり最速で勝ち馬に0.2秒差まで迫りました。重賞初挑戦組が多いなか、昇級後に結果を出した戦歴は明確な補正材料です。

調教は平凡で、騎手評価もC。マイルへの距離短縮で追走が忙しくなる懸念もあります。それでも好位から末脚を使える実戦内容は、2、3着へ残る根拠になります。機械順位より戦歴の質を優先し、▲まで引き上げました。

△ 9番 プルヴィナル
2番人気・4.1倍/牝2/ルメール騎手/55kg/父 モーリス/先行
総合スコア67.5(機械3位)・人気A・騎手A・種牡馬S・調教B

初戦は1800mを好位から運び、上がり最速で勝利。ルメール騎手の入力勝率36.8%、父モーリスの条件複勝率36.0%は心強い材料です。ウッド50秒9、終い11秒1と調教内容も良く、素質と状態の両面で上位です。

一方、初戦の前半は37秒4で、今回はマイル重賞の追走へ一気に条件が変わります。人気を考えると、キャリア1戦の不確実性をそのまま受け入れるより印を一段抑える判断。能力は認めつつ、買い目の相手には選びませんでした。

△ 6番 リスグロワール
1番人気・3.4倍/牝2/坂井瑠星騎手/55kg/父 サートゥルナーリア/先行
総合スコア66.6(機械5位)・人気S・種牡馬A・枠A・調教B

初戦は1800mを上がり最速で勝利。坂路54秒0、ラスト12秒2と状態も良く、父サートゥルナーリアの条件複勝率32.8%も評価できます。5枠6番から好位を確保できれば、長い直線で早めに抜け出す形が見込めます。

ただし初戦の前半は37秒6。マイルへの距離短縮と重賞の追走で、同じ余力を残せるかは未知です。1番人気で妙味も限られるため、実力上位を認めながら△。人気だけで相手本線にはしませんでした。

△ 12番 サトノスプレマシー
11番人気・33.1倍/牝2/田辺裕信騎手/55kg/父 シルバーステート/先行
総合スコア66.8(機械4位)・戦歴A・騎手S・枠B・調教A

デビュー戦は0.3秒差の5着で上がり2位。続く未勝利戦はマイルを1分34秒1、上がり最速で勝ちました。今回と同じ距離を二度経験し、前走で内容を前進させた点は人気以上に評価できます。

田辺騎手は入力データで複勝率33.3%。坂路55秒8でもラスト12秒5と終いはまとまりました。8枠で外を回されるリスク、父シルバーステートの条件評価は課題ですが、経験差と33倍台の人気差から穴候補として残します。

人気上位3頭の比較

1番人気⑥、2番人気⑨、3番人気⑤はいずれも好位から運べるタイプですが、評価の根拠は異なります。⑥と⑨は初戦を上がり最速で勝った素質型。初戦の内容には余裕があり、重賞でも能力が足りる可能性は十分です。ただし両馬とも1800mのゆったりした前半からの加速で、今回は距離短縮によりポジション争いが速くなります。追走へ脚を使ったあとも、初戦と同じ伸びを出せるかが最大の確認点です。

⑤は初戦勝ちだけでなく、次走の野路菊Sで2着に入りました。少頭数でも一度昇級し、勝ち馬を追って上がり最速を使った経験は、未知の魅力より再現性を評価しやすい材料です。その反面、調教評価は平凡で、前走からの大幅な上積みを示す数字はありません。今回は勝ち切る候補ではなく、好位から崩れにくい相手として位置づけました。

人気3頭をすべて上位へ並べると、キャリアの浅さという共通リスクを抱えた組み立てになります。そこで軸はマイル2戦の②、相手本線は差し脚の④、実績補正で⑤という異なる根拠を組み合わせました。人気は能力の手掛かりですが、2歳戦では経験した距離、流れ、相手関係を分解して判断する必要があります。

調教から見える上積み

調教で最も目立ったのは⑪カナデルペガサスの坂路52秒8、終い11秒3です。②も坂路53秒0、ラスト12秒0で高水準。⑨はウッド50秒9、終い11秒1と反応の良さを見せました。⑥は坂路54秒0、ラスト12秒2で安定しています。時計だけなら⑪も印候補ですが、初戦1勝だけで機械6位、今回は相手強化となるため、状態の良さだけで6頭へ加えませんでした。

④は調教評価Cでも終い11秒0があり、実戦の上がり最速と合わせれば反応面を悲観する必要はありません。⑤は平凡な動きで、ここは明確な弱点です。最終評価では、調教単独の順位ではなく、実戦経験を含めて判断しました。

最終印

◎ 2番マリアンデール ○ 4番ピコベリー ▲ 5番シティオブドリーム △ 9番プルヴィナル △ 6番リスグロワール △ 12番サトノスプレマシー

②は芝の牝馬・機械スコア1位の対象であり、マイル経験、末脚、調教内容も確認して◎を維持しました。④は機械2位に加え、初戦の上がり最速と血統・騎手評価から○。⑤は機械12位でもオープン2着の実績を補正して▲です。⑨と⑥は素質上位でもキャリア1戦と距離短縮の不確実性、⑫は外枠を考慮して△としました。

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出馬表・人気・単勝は2026年10月24日のJRA-VAN出力値。オッズは以後変動します。

本記事は予想情報であり、的中や利益を保証するものではありません。馬券の購入はご自身の判断と責任でお願いします。

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