【7/12函館11R】巴賞 レース回顧

JRA日曜予想

2026年7月12日(日)函館11R 巴賞(芝1800m・3歳以上オープン・14頭立て)の回顧。事前予想では、総合スコア1位の◎9番レディネスを軸に、単勝9番とワイド9-2・9-4を推奨した。結果は、8番人気の10番ヴーレヴーが2番手から抜け出して1着、7番人気の12番レディーヴァリューが3番手から2着、1番人気の▲4番シルトホルンが3着。無印だった2頭が先行してワンツーを決め、差し有利を見込んだ事前の展開想定とは逆の決着となった。印を付けた6頭を中心に、予想と結果のずれを振り返る。

結果サマリー

1着 10番ヴーレヴー(無印・8人気・11.1倍) / 2着 12番レディーヴァリュー(無印・7人気・10.0倍) / 3着 4番シルトホルン(▲・1人気・4.6倍) ― 1、2着馬は道中2、3番手で流れに乗り、上がり35.4で押し切った。◎9番は10着、〇2番は8着。推奨した単勝9番、ワイド9-2・9-4はいずれも不的中となった。

レース展開

3番タシットがハナを奪い、10番ヴーレヴーが2番手、12番レディーヴァリューが3番手。1番エラトーと6番レディントンがその後ろに続いた。事前予想では前に行ける馬が多く、先行勢には厳しい流れを想定していたが、実際は前々で運んだ馬が優位。ヴーレヴーとレディーヴァリューはともに上がり35.4を使い、後続に明確な差をつけた。

▲4番シルトホルンは6番手から上がり35.4で3着を確保。一方、差し加点を与えた〇2番パレハは8着、◎9番レディネスは10着に終わった。上がり最速35.2を記録した5番キョウエイブリッサも5着まで。前半の位置取りがそのまま結果を左右し、「テンの速い馬が多いから差し有利」という展開補正が裏目に出た。

ピックアップ6頭の振り返り

◎ 9番 レディネス → 10着

4番人気・単7.5倍 / 牡4・57kg / 鞍上:横山和生 / 通過10-9-9-8 / 上がり35.8(6位)

好位からの抜け出しを期待したが、実際は10番手付近からの競馬。軸評価の前提だった位置を取れず、直線でも伸び切れなかった。

総合スコア65.8で予想1位。前走リステッド4着、2走前3勝クラス勝ちの戦歴と、ウッド50.8秒の調教を評価して本命に据えた。しかしスタート後に前へ行けず、10-9-9-8と想定より後方。上がり35.8もメンバー6位にとどまり、前で押し切った上位馬との差を詰められなかった。「スローなら好位抜け出し可」という評価に対し、その好位を再現できるかの検証が不足していた。1位と2位のスコア差が2.9しかない中で、単勝とワイドの軸を集中させた点も反省材料となる。

〇 2番 パレハ → 8着

2番人気・単5.7倍 / 牝5・55kg / 鞍上:佐々木大輔 / 通過8-6-6-8 / 上がり35.9(8位)

差し有利の想定から展開加点を与えたが、中団から伸びを欠いて8着。先行決着となり、評価の根拠がレース展開と噛み合わなかった。

福島牝馬ステークス9着からの巻き返しと、重賞での実績、佐々木大輔騎手を評価して対抗とした。道中は6番手まで進出したものの、4コーナーでは8番手。上がり35.9では前との差を縮められなかった。全体のテンが速くなるという理由で差し加点を与えたが、実際には前が止まらず、その補正が逆効果となった。展開待ちの馬を上位に置く際は、流れが想定と異なった場合のリスクも織り込む必要がある。

▲ 4番 シルトホルン → 3着

1番人気・単4.6倍 / 牡6・58kg / 鞍上:丹内祐次 / 通過6-6-6-6 / 上がり35.4(3位)

上位評価馬で唯一馬券圏内を確保。中団から上がり35.4で3着に入り、地力と条件適性を評価した方向性は妥当だった。

前走エプソムカップ7着、2走前の福島民報杯3着という戦歴に加え、スクリーンヒーロー産駒の条件相性を評価した。レースでは6番手を追走し、そのままの位置から直線で脚を伸ばして3着。勝ち馬と2着馬には離されたものの、上位評価馬の中では最も安定した内容だった。今回は相手としてワイド9-4に組み込んだが、軸のレディネスが崩れて不的中。スコア差が小さく位置取りの不確実性が高い場合には、シルトホルン側からの組み替えも検討すべきだった。

△ 5番 キョウエイブリッサ → 5着

3番人気・単5.9倍 / 牡6・57kg / 鞍上:浜中俊 / 通過11-11-11-10 / 上がり35.2(1位)

後方からメンバー最速の上がり35.2を使って5着。末脚と調教の評価は機能したが、前残りの流れで位置取りが響いた。

前走マイラーズカップで上がり最速、坂路51.8秒と終い11.9秒の調教を評価した一頭。レースでも11番手から上がり最速を記録し、5着まで追い上げた。能力評価の方向性は合っていたが、上位2頭が2、3番手から運ぶ展開では届かなかった。差しが生きる流れなら引き続き注目できる一方、函館の小回りでは早めに動けるかを確認したい。

△ 14番 リラボニート → 6着

9番人気・単13.8倍 / 牝5・56kg / 鞍上:鮫島克駿 / 通過6-6-6-6 / 上がり35.9(8位)

中団6番手で運んだが、直線で上位との差を詰め切れず6着。条件相性と近走実績は評価できるものの、今回は決め手で見劣った。

愛知杯9着、2走前の洛陽ステークス3着という実績と、スクリーンヒーロー産駒の条件相性を評価して連下に加えた。シルトホルンと同じ6番手付近を進んだが、上がり35.9で6着。位置取りは悪くなかったものの、直線の伸びで上位に及ばなかった。斤量56kgも含めて決め手の比較が必要で、次走は相手関係や斤量条件が緩和されるかを見極めたい。

△ 3番 タシット → 7着

10番人気・単24.4倍 / 牡7・57kg / 鞍上:横山琉人 / 通過1-1-1-1 / 上がり37.4(12位)

ハナを奪ってレースを作り、直線半ばまで粘って7着。先行力の評価は合っていたが、上位の番手勢に早めに捕まった。

前走ジューンステークス2着と先行力を評価して最終的に連下へ加えた。実際に1-1-1-1で逃げ、事前に単騎逃げ候補としていた8番ストレイトトーカーより前へ出た。結果は7着だったが、今回の展開予測を考えるうえでは重要な一頭。過去平均の脚質だけでなく、直近の走り、枠、鞍上、今回の並びから逃げる意思の強さを比較する必要がある。

取りこぼした2頭

10番ヴーレヴーは総合スコア34.7で予想最下位だったが、実際は2番手から上がり35.4で快勝した。事前には中団タイプと判定しており、今回の先行転換を拾えなかった。前走大敗などのマイナス材料に引っ張られず、メンバー構成から前へ行く可能性を残すべきだった。

12番レディーヴァリューは総合スコア39.8で予想13位。前走中山牝馬ステークス16着への減点が大きく、武豊騎手の複勝率45.2%と先行力を十分に生かせなかった。前走重賞大敗を固定的に減点するのではなく、着差、展開、クラスや条件の変化を分けて評価したい。

まとめ ― 展開補正と位置取り予測が課題

今回の巴賞は、無印の10番ヴーレヴーと12番レディーヴァリューが2、3番手からワンツーを決めた。予想では「全体のテンが速い馬が多い」と判断し、前付け勢を減点して差し勢を加点したが、実際は先行決着。その展開補正が上位評価を大きく歪める結果となった。

改善点は、先行馬を一律に扱わないこと。実際にハナを切る馬、番手で折り合える馬、競られると脆い馬を分け、逃げ意思の強さまで比較する必要がある。また、前走重賞大敗の固定減点を緩和し、条件替わりで巻き返す余地を残したい。スコア1位と2位の差が小さく、本命馬の位置取りに不確実性がある場合は、単勝と軸ワイドへの集中を避け、見送りや軸の組み替えも選択肢にする。

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今回の最終判断、買い目、狙いの根拠はnoteにまとめている。回顧記事とあわせてご覧ください。

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次走注目

10番ヴーレヴー――2番手から後続を3馬身半離して快勝。今回のように前で運べるなら評価を改める必要があり、次走も位置取りに注目したい。

4番シルトホルン――上位評価馬で唯一の3着。58kgを背負いながら中団から脚を伸ばしており、地力と条件適性は引き続き評価できる。

5番キョウエイブリッサ――11番手から上がり最速35.2で5着。差しが届く展開や、早めに動ける条件なら巻き返し候補。

次走の予想記事もよろしくお願いします。


※ 本記事のオッズ・人気は確定結果データ(2026/7/12取得)より。

※ 本記事は筆者の分析による見解であり、馬券購入を推奨するものではありません。最終的な投票は自己責任でお願いします。

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