新潟11R 弥彦S(芝1800m・3勝クラス)
5月17日(土)新潟11R 弥彦S(芝1800m・3勝クラス)は、本命に推した◎エストゥペンダが上がり最速32.5秒の末脚で差し切り勝ち。事前予想で「メンバー中突出した末脚」「直線の長い新潟外回りなら届く設計」と書いた読みが結果に直結した。一方で2着・3着には人気薄が飛び込み、3連系は伏兵決着に。事前予想記事はこちら。
レース結果(1〜3着)
1着 6番 エストゥペンダ(1人気・2.1倍)
2着 15番 ガジュノリ(10人気・40.9倍)
3着 13番 タイキラフター(9人気・31.4倍)
レース展開
事前予想で「逃げ馬不在・ペースはスロー〜平均」「上がり比べになる」と読んだ展開はおおむね合致した。1コーナーまで距離のある新潟外回りらしく序盤は緩い流れで、4角を迎える時点でも先団は密集状態。直線では上がり32秒台前半を計時した馬が上位に押し寄せ、1着エストゥペンダ(上り32.5秒・1位)、3着タイキラフター(32.7秒・3位)、4着ドラゴンヘッド(32.5秒・1位タイ)と末脚比べの様相に。一方、4角3番手から粘った2着ガジュノリは上がり33.0秒(5位)で先行押し切りに近い形を残しており、前残りの目もしっかりあった。「スロー濃厚なら後方一辺倒では危険」という新潟外回りの基本に沿った決着だった。
ピックアップ6頭の振り返り
◎ 6番 エストゥペンダ1着
1人気・牝4 / 鞍上:荻野極 / 父:サートゥルナーリア
4角12番手から上がり最速32.5秒の決め脚。1人気の支持に応える完勝。
事前予想で評価した「メンバー随一の末脚」がそのまま結果に直結。4コーナーで12番手という後方位置取りから、直線で外を回して一気に伸び切った。父サートゥルナーリアの瞬発力、長い直線659mを持つ新潟外回りという舞台設定、上がり最速を連発する近走内容──すべてが噛み合った形での1人気1着。荻野騎手の冷静な待機策も光った。
〇 7番 マイエレメント14着
3人気・牝4 / 鞍上:斎藤新 / 父:エピファネイア
4角9番手から上がり33.5秒(12位)で末脚不発。期待した決め脚が出ず大敗。
3人気の支持を集めながらブービー一歩手前の14着大敗で、相手筆頭としては完全に誤算。4角9番手とポジションは悪くなかったが、直線で全く伸びず上がり33.5秒(12位)に終わった。事前予想で「調教は平凡な動きで上積みは未知数」と書いた懸念がまさかの形で顕在化。3走前の1勝クラス勝ち上がりの内容を評価したが、その後の3勝クラスでの内容が低調だった事実をもう一段慎重に見るべきだったと反省したい。
▲ 16番 ミラビリスマジック5着
8人気・牝5 / 鞍上:小沢大仁 / 父:キズナ
4角5番手から上がり33.0秒(5位)で押し上げるもクビ差5着の惜敗。
3着とクビ差・4着ともクビ差の僅差5着。8人気評価で押し上げた印としては内容は十分で、4角5番手の好位から上がり33.0秒(5位)を使って押し上げた形は予想通り。最後の最後で末脚自慢の伏兵2頭に差し返された格好で、印は方向性として機能した。新潟外回りらしい末脚比べの中で、先行ポジションから粘る競馬は紙一重で踏みとどまれなかった一戦だった。
△ 12番 ピンキープロミス9着
11人気・牡6 / 鞍上:武藤雅 / 父:ゴールドシップ
4角15番手まで下げて上がり32.7秒(3位)で追い込むも届かず9着。
事前予想では「先行で立ち回れる馬が手薄なメンバー構成は追い風」と先行脚質を評価したが、実際のレースでは道中で大きく後ろに下げて4角15番手。そこから上がり32.7秒(3位)を使う追い込み競馬になり、9着まで押し上げた。脚質想定が外れたものの末脚自体は確かなものを残しており、次戦以降に脚を残す競馬ができれば見直したい。
△ 3番 ミナデオロ8着
2人気・牡5 / 鞍上:西塚洸二 / 父:レイデオロ
4角3番手から上がり33.3秒(10位)で粘れず8着。2人気の支持に応えられず。
2人気の支持を集めたが、4角3番手の絶好の位置から直線で伸びを欠き8着。先行押し切りに近い形となった2着ガジュノリと同じような位置取りから、こちらは末脚が33.3秒(10位)と鈍ったのが致命的。事前予想で指摘した「斤量+1.0kgの増量」と「前走13着の凡走」がそのまま影響した格好で、2人気としては期待外れの結果になった。
△ 4番 ピックアチェリー競走中止
5人気・牝5 / 鞍上:吉田隼人 / 父:モーリス
道中16番手まで下げた後、レース途中で競走中止。
事前予想で「展開さえ向けば突き抜けてもおかしくない素材」と評価した一頭だったが、レース途中で競走中止という結果に。道中は最後方16番手まで下げており、その後で何らかのアクシデントがあったものと思われる。能力面の検証も買い目への貢献も叶わず、本人にとっても陣営にとっても残念な一戦に。馬体に大きな問題がないことを願いつつ、次走以降の立て直しを見守りたい。
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レース全体から見た教訓
機能した点としては、◎エストゥペンダの末脚評価が想定通りハマったこと、そして▲ミラビリスマジックを8人気評価でクビ差5着まで押し上げた印選びは方向性として正しかったこと。新潟外回り芝1800mを「上がり比べになる」と読んだ展開予想も大筋で当たった。一方の反省点は、〇マイエレメントの大敗を見抜けなかったこと。3人気で末脚に期待した馬が上がり33.5秒(12位)と全く脚を使えなかったのは、調教の動きの平凡さをもっと重く見るべきだったというサインだろう。また2-3-4着が10人気・9人気・14人気の伏兵で固まる結末となり、3連系の的中は事実上困難な決着だった。「◎を仕留めながら相手で取りこぼす」というパターンの再発防止が今後の課題になる。
※ 本記事は筆者の事後検証による見解であり、馬券購入を推奨するものではありません。


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